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文章力の試験

「我が国の試験は、おそろしいまでに暗記に特化している」という人だ多いです。しかし、もちろんそれだけではありません。あらゆる試験は、上級になればなるほど文章力の試験になります。東大を頂点とする国立大学も同様に、二次試験の国語はすべて文章題で選択肢問題はありませんし、私学の雄、慶大では国語の試験がなく、かわりに小論文の試験があります。これは一般人試に限った話ではありません。推薦入試でも、課題は小論文です。考えてみれば、大学とは「本を読みレポートにまとめることを学ぶ場」。この延長に論文執筆がありますし、当然大学受験も記述式です。つまり、大学とは文章が書けることが前提の組織です。文章が書けない者が大学に行くことは「無意味」とさえ言えます。

マンガを手放すことは稀

子どもが遊んでいるのを見ると、「そんな時間があったら勉強しなさい」と言いたくなりますが、勉強以外のことを「やるな、やるな」ばかりでは、こどもは耳を貸してはくれません。こどもはサラリーマンと違って大人の機嫌取りをしてはくれないのです。どんな優秀なこどもでも、入試が終わるまで完全にマンガを手放すことは稀です。人は心のよりどころにしているものを禁止されると余計に執着してしまうものです。そこで、禁止させたいことを忘れさせてしまうくらいに、「勉強が楽しい」と暗示をかける必要があるのです。これは、個別指導塾と家を往復するだけの自覚のないこどもに行動変容を働きかけるうえで、叱ったり褒めたりするよりもはるかに有効な手段となります。

前提条件を考えておくことがとても重要

「前提条件を整理して行動する」とは、こどもが現在どのような状況にあるかを知ったうえで行動するということです。例えば大手予備校などでは自学・自己責任が前提条件となっているので、自分のこどもをそうした予備校に入れるには、こどもに自己管理能力があるかどうかという前提条件を知らなくてはなりません。自己管理能力が不十分な状態で大手予備校に入れたら、こどもが苦しい思いをするだけです。そのような場合には、予備校に入れる前に、毎日5ページずつ漢字練習帳を自分から進んでできるようにしつけておくなどの事前準備をしておく必要があります。このように、何かを行動に移すときには、前提条件を考えておくことがとても重要です。

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